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連載 制御工学Control Engineering

第65回 連続システムの可制御性と有限整定制御

システムが可制御性であるとき、制御入力列の選び方次第である任意の状態x(0)
にあるシステムをまったく別の任意の状態xfに移行できる。
今、式(3.43)で記述される離散システムにおいて、このような制御入力列を求める。
このとき、式(3.43b)の行列のランクがηであることが前提になることを示す。式(3.43a)

54-equation01

の方程式を解くと次のようになる。

54-equation02

上式より、x(n)の値はunから定まることがわかる。
今、x(n)=xfとなるような制御入力列unを求める。
この入力列は、上式より、

54-equation03

の連立方程式を解くことで求まる。この方程式が解をもつための条件は、

54-equation04

である。この条件は式(3.43a)のシステムが可制御である条件でもある。よって
システムが可制御であれば、制御入力のn回の操作un
でシステムの状態をx(0)から任意に与えられる状態xfに移行できる。

categoly-line

54_question01

categoly-line

q3-8_a_title

可制御性行列は、

3-8_answer01

である。この行列の行列式は0でないので、この行列のランクは2であり、システムの
次数に等しい。よってこのシステムは可制御である。
式(3.46c)に相当する方程式を求める。

3-8_answer02

この方程式の解はu(0)=4、u(1)=0となる。この入力を与システムの入力列として印加すると、

3-8_answer03
となり、2ステップ目には状態は目標状態に移行している。

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