いまARモデルの階数を一つ増やし(M+1)階の場合の係数
を求める。
式(7・69)の場合と全く同様に
は次式から求まる。

上式に(7・70)の定義式を代入すると、上式はコンパクトに

と表現できる。
上式の逆行列部に補4のブロック行列の逆行列の公式を適用し、
式(7・70)の![]()
〔これはR(M)の特殊な性質による〕を利用すると、
式(7・71)は

で与えられる。ここで
はM階のARモデルの予測誤差の分散である。
式(7・72)はM階のARもでるの推定値
がわかっていれば、それとφ(0)、φ(1)……φ(M)、φ(M+1)を利用して
(M+1)階のARモデルの係数
が求められることを示している。
したがって階数Mを増加しながら係数
を漸次求める漸化式になっている。
漸化式の初期値は
![]()
で与えられる。