ガスのリーク場所を検出するためには,いずれにせよ前回(3)の方式
同様ガスパイプラインに沿ってパイプラインの状況を調べなけれならない
ただし、人間やガス検出器をパイプラインに沿って走らせるのであれば、
(3)と全く同じで能がない。測定変量としてはガスパイプライン中を
通って伝播する物理量で、しかもリークによりその特性が変化するものが
望ましい。このような物理量として、圧力あるいは音響、電磁波、光などが
考えられるが、これらのうち圧力あるいは音響を受けて管内を伝播する
物理量であることがわかる。
例えば図6.7に示すような縦笛を考えてみよう。縦笛のある場合にリーク
を設けると、その場所に対応して音色が変わる。このことから縦笛の中を
伝播する音響信号はリークの存在とその場所の影響を受けることがわかる。
ここではこの縦笛の原理を利用する。すなわち、ガスパイプラインを巨大な
縦笛とみなし、ガスパイプラインを伝播する音響を測定量として選びガス
パイプのリーク場所の検知の方法を考える。
