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生産システムの異常診断入門System Check

第33回 異状検知のためのセンサ選択の考え方

ガス輸送パイプラインのリーク場所の検知の問題を例にとり、異状検知の
ためのセンサ選択の考え方について述べる。

パイプラインのガスリーク検出

ガスのパイプライン方式による輸送は設備コストの割りに効率が高い一方、
ガスの有毒性、可燃性を考えた場合、パイプライン中のガス漏れは重大な
被害を与える。ガスパイプラインは地下に埋設されたり非常に長く、
リーク(漏れ)の場所の検知は非常に困難である。
リークの代表的な検出法として次のようなものがある。

(1)ガス管に高圧ガスを封じ込め,そのガス管内の圧力が時間とともに
減少するか否かをチェックするラインパックテスト法
(2)途中に分枝のないガスパイプラインの上流端、下流端の2点間でガス
流量を測定して下流端のガス流量の減少をチェックする方法。
(3)ガスパイプラインに沿ってガス検出器により定期的に検査を行う。

以上の方式のうち、(1)は比較的簡単なので広く使用されているが、ガス
輸送を一時止めなければならないしまたリークの場所まで検知することは
できない。(2)はガス輸送を止める必要はないが、やはりリークの場所は
発見できない。(3)は直接的でありリークの場所の検知は可能であるが、
メンテナンスコストが高くなる。
ここでは、以上の従来の方法による問題を解決する新しい検知法を考える。

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