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生産システムの異常診断入門System Check

第46回 確定的ARモデルの解の特徴パラメータとスペクトル関数 その2

ARモデル式(7・19)は

7-25

の場合安定である。式(7・23)の伝達関数は上の特性根を用いて表すと

7-26

のように表すことができる。特性根がすべて相違なる場合、上式はさらに

7-27

のように部分分数に分解できる。ここで

7-28

より求めることができ、Aiを根zi留数と呼ぶ。式(7・27)の各項のz逆変換は
補3より

7-29

と求められる。上式より留数Aiが大きければy(k)の中で根ziの挙動の影響も
多きことになる。根zjが実根であれば

7-30

より求まるλζ は離散値系を連続系に変換して得られる常微分方程式の
根でありλj<0は|zj|<1に対応する。

ti

は変換された常微分方程式の時定数と呼ばれる。これは時系列データ
{y(k)}の滑らかさの度合いを表し、Tjの値が大きければ大きいほど滑らかである。
根zl、zl+1が安定な共役複素根であるとすれば、

7-31

を満たすζ 、ωnを求めることができる。これも式(7・21)を
連続常微分方程式に変換した場合の常微分方程式の特性根であり、
この場合、次兄れる{y(k)}には固有角周波数ωn、減衰係数ζ
波形成分が含まれいることにある。
補3より。{y(k)}のスペクトル関数Y(iω)は次のように求めることが出来る。

7-32

以上、式(7・30)、(7・31)より確定的離散値時系列データ{y(k)}
〔=式(7・21)の解〕の特徴を表す時定数、固有角周波数、減衰係数が求まり、
式(7・32)より{y(k)}のスペクトル関数が求まる。

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