制御しようとする対象の模型(モデル)を数式、グラフ、画像などを用いてつくり、
その模型を詳しく調べることで制御対象を知ろうとすることは、科学・技術の一つ
の常套手段です。
天文学では決して人が行けない何億光年も離れた宇宙のかなたの模型をつくり、
宇宙を解明してきている.科学では、このような模型を仮説と呼び、その模型の
更新をはかってきました。
工学の分野では、さまざまなシステムを表現できる汎用なモデルを前提とし、
それらのシステムの特性を一般的に解明したり、最適に制御・設計できる
手順を定理としてまとめ実用に供しています。
制御工学では、制御対象の挙動を表現するために、常微分方程式、差分
方程式などを利用してモデルがつくられます。
このようなモデルは数学モデルとよばれ、このモデルをよく調べる(数式上で
計算する)ことで、通常は観測しにくい制御対象の特性を知ることができたり、
よりよい制御の方策などが考え出すことができます。
