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連載 制御工学Control Engineering

第48回 ブロック線図とアナログシミュレーション回路

表2.8の中の三つの反転増幅回路の入出力特性のブロック線図表示は,
① 負の比例要素
② 積分要素
③ 加算器
から構成されている。第36回で述べた分解されたブロック線図はこのような比例、
積分要素から構成された。よって、分解されたブロック線図の各要素は符号に
多少の配慮をすることで直接的に表2.8の電子回路でおきかえることができる。
このおきかえによって、比例要素と積分要素に分解されたブロック線図で表現
されたシステムのアナログシミュレーション回路が構成できる。
以下に実例によって、アナログシミュレーション回路構成法を示す。

allow 表2.8はこちら

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このブロック線図を比例要素と積分要素に分解すると図2.36(b)のようになる。
図2.36(b)の減算(比較器)と10倍の比例要素部①は表2.8の二入力係数加算器で
置き換えることができる。

②の部分は表2.8の二入力係数加算積分器に置き換えることができ、③の部分は
同様に一入力係数積分器に置き換えることができる。これらを接続した演算増幅
回路は図2.36(c)のようになる。図2.36(c)において、各演算増幅器の入出力部の
符号の検討する。入力電圧を正とすると、演算増幅器①の出力は負となる。

②の出力は①の出力の負の電圧を反転し正となり、③の出力は負となる。
この負となった電圧を入力にフィードパックすると、正の入力電圧に対して、
負の電圧のフィードパックになる。 出力は正でなければならないので③の出力の
符号を反転するために④の符号変換器を取りつける。これよりこのシステムの
入力一出力特性は符号のうえでも特性のうえでも図2.36(a)のブロック線図と
同じものとなる。あとは、種々の入力電圧を印加し、出力の応答を観測すればよい。

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