<条件>

が安定行列(Fのすべての固有値の実数部が負)である。
ここに仮にA0のシステム係数行列、H0を出力行列と考えた時、
式(8・2)のチャックを利用して(A0、H0)が可観測であれば、
Fは常に安定化できる。
次に条件式(8・8)、(8・13)が満たされるときフィルタ式(8・5)は
システム式(8・4)の観測器となることを証明する。証明のポイントは
次の2点である。
(1)V(t)=0、w(t)=0として、t→∞とともに
→x(t)となる。
(2)V(t)、w(t)が平均0のノイズの場合、
はバイアス誤差を含まない。
式(8・6)~式(8・12)より次の関係式を得る。

いま誤差ベクトルe(t)を次のように定義する。
![]()
上式の両辺を時間で微分すると

となる。上式に式(8・4)、(8・5)を代入すると


を得る。