故障が起こっているか否かは、二つの状態しか取り得ず2値論理変数で表す
ことができる。xという要素の故障を事象xとすると、
事象Xが起こる(=xが故障する):X=1
事象Xが起こらない(=xが正常である):X=0
のように定義する。ここで、0、1は数値でなく記号と考える。このように定義
すると、FTは2値論理変数を利用した論理式で記述できる。以下、基本論理
演算、基本法則、論理式の形式とFTの関係等について述べる。
2値論理変数に対し、次のように表と基本演算を定義する。
真理値表(truthtable):トップ事象をTなる2値論理変数とし、n個の
基本事象をX1,X2,……,Xnなる2値論理変数とする.Tは0,1の二つの状態
しかもたないが、T=0、あるいはT=1を発生する基本事象の0,1の状態の
とり方の組合せは,2n個ある。表5.1に示すようにX1,X2,……,Xnの状態の
とり方すべてのケースについてTがどのような状態になるかを示したものを
このトップ事象とn個の基本事象のの論理的関係を示す真理値表という。


AND:記号・
表5.2の真理値表を満たすTとX1 X2の関係は
![]()
で表され、これをAND演算という。これをスイッチ回路で表すと図5.3
のようになる。すなわち事象X1およびX2が起こると、回路を導通し、
事象Tが起こると考えればよい。
0R:記号+
表5.3の真理値表を満たすT、とX1 、X2の関係は
![]()
で表され、これをOR演算という。これをスイッチ回路で表すと
図5.4のようになる。すなわち事象X1またはX2が起こると、
回路が導通して事象Tが起こると考えればよい。
NOT:記号-
表5.4の真理値表を満たすTとXの関係は
![]()
で表され、これをNOT演算という。
これらの基本演算を利用し、
はNAND、
はNOR
と呼ばれている。これらの基本演算のもとで次の法則が成り立つ系は
