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生産システムの異常診断入門System Check

第89回 状態推定法による直流モータの異状検知 その6

全く同様にして、パラメータJ、D、Mが正常値を持つと
仮定して、観測器式(8・49)からの正しい測定値
を使用した観測器を設計する、観測器の方程式は

となる。この観測器より測定されるは、
D、J、Mの値が正常値のときのみ正しい。
測定値ωr(t)と推定値の差eωr(t)

はしたがって、D、J、Mが正常値のときのみ
eωr(t)=0であり、D、J、Mがそれぞれ正常値から
ΔD、ΔJ、ΔMだけ変化したとすると

となる。eia(t)とeωr(t)と上述した故障
(A)、(B)、(C)、(D)、(E)には
表8・3に示すような関係がある。したがって
eia(t)、eωr(t)の変化パターンからモータの
故障の原因は(ブラシの回転)、(回転子系の故障)、
(負荷、軸受系の故障)に絞ることができる。

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