7・3・8 異状検知への応用
システムが正常と判断できる場合の測定データから、
上アルゴリズムを用いてARモデルを推定する。
このモデルは

とする。いま異状の可能性のあるシステムからの
測定データ{ya(t)}に上の正常時に推定された
ARモデルをあてはめ、次のように予測誤差を求める。

この予測誤差e(k)の統計的性質を
と比較検討する
ことで異状が検知できる。すなわち、e(k)が平均0で、
分散が
の正規性白色ノイズの場合、{ya(k)}と
正常状態にあったシステムから測定されたデータ
{y(k)}は同じ統計的性質を持ち、システムは
正常と判断できる。それ以外の場合、システムに
異状が発生したことになる。具体的には式(7・73)の
と式(7・74)の両者とも正規性に従うと仮定し、
(k)、k=1、2,……、Nとe(k)、k=1、2、……、Naの平均値、
分散の等しい度合いを統計的に検定する。すなわち
正常な場合:(平均値)=0、(分散)=![]()
異状の可能性がある場合:
