二つの要素x1、x2が信頼性の意味で直列に接続されているシステムを考え
る.システムが動作しないという事象をZシステムの信頼度をR、不信頼度
をF=1-Rとする。
要素x1が故障という事象をX1、x1の信頼度をR1,、不信頼度をF1=1-R1、
要素x2が故障という事象をX2、x2の信頼度をR2不信頼度をF2=1-R2とする。
X1が起きても(X1=1),X1が起きても(X2=1),X1、X2の両者が起き
ても(X1=1、X2=1)Tは起きる(T=1).したがってこのシステムのFT
は,図5.8(a)のようになる。また、論理式は次のようになる。
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この論理式のスイッチ回路表示は図5.8(b)のようになる.また上の
論理式より、
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となり
が起こる。(Tが起こらない。)
事象のFTとスイッチ回路は、それぞれ図5.8(c)、(d)となる。
図(d)は
の代わり
の代わりにR2に置き換えると、前章で述べた
(信頼性の意味での)直列システムの信頼性ブロック図(図4・12)
に対応し、一般に信頼度は式(4・89)から求めることができ、
次のようになる。
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不信頼度Fは、

で与えられる。

同様に,上二つの要素x1、x2が信頼性の意味で並列につながっている
場合,FTは図5.9(a)、スイッチ回路は同図(b)、論理式は次のように
なる。

となり、このFT、スイッチ回路はそれぞれ図5.9(c)、(d)に示す。
図5.9(d)は、
,を
をR2で置き換えると前章で述べた。
(信頼性の意味での)並列システムの信頼性ブロック線図(図4.15参照)に
対応し、一般に信頼度は式(4.104)から求めることができ、
次のようになる。

不信頼度Fは
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一般に、FTが与えられ、基本事象(Xtの信頼度R‘=1-F葱,F‘:不信頼
度)が与えられている場合に,次の手順によりシステムの信頼度(トップ事象
Tが起こらない確率)を求めることができる.
(1)FTより、前項で述べた方法でトップ事象Tと基本事象Xiを関係づける
論理式を求める。
(2)トップ事象TのNOT,
の最簡項和形式を求める。また分配律を用いて
さらに簡単化できるところは簡単化する。
(3)この論理式よりスイッチ回路を求めて,基本事象の
の代わり
にRiを入れる。これが信頼性プロッフ線図である。
(4)上で求まった信頼性ブロック線図の部分で、図4.12の構造の部分に
式(4.89)、図4.15の構造の部分に式(4・104)を適用し,その部分の信頼性を
求める。これを全体のブロック線図に応用し、システム全体の信頼度Rを求める。
(5)このシステムの不信頼度Fは
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より求めることができる。
この手順は、FTの部分部分にも適用でき、トップ事象だけでなく、中間事象が
起こる確率(部分システムの不信頼度)も求めることができる。