図5.1に概念的なFTを示したが、FTはより定量的に描くことができる。
FTは基本的に次の事象記号と論理記号の2種類の記号で表すことができる。
事象記号(event symbol):故障の状態を表す記号、例えばシステムの故障、
要素の故障、部品の故障、システム故障の基本原因となる故障等を表す。
ここでシステムの故障のように、その原因を究明したい故障をトップ事象(top
event)といい、その故障の基本原因となる故障を基本事象(basic event)と
呼ぶ。その他に中間的事象もある。
論理記号または論理ゲート(logic gate):下位の事象(故障)と上位の事象
(故障)を結ぶ記号である。故障の因果関係は論理的に与えられることより
AND、ORを基本とし、これらに条件をつけたものもある。
以上の記号を利用して、与えられるシステム故障の論理的因果関係を示す
モデルを作ることができる。
