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生産システムの異常診断入門System Check

第96回 近似離散値化モデルを利用する方法 その1

9・3 近似離散値化モデルを利用する方法

式(9・1)で与えられるシステムの全状態変数が
測定されるか、8・2・1あるいは8・2・3で述べた
状態観測器により全状態が推定できる場合を考える。
このとき、式(9・1)のシステムは

で記述される。出力ベクトルy(t)は観測ノイズ含みの
n次元の状態ベクトルである。いま、式(9・7)の
微分方程式に多段数値積分法

を適用する。

ここで、τ:積分法のキザミ幅、k:離散値時刻、・:時間微分、
a0、a1、……、as、b0、b1、……、bs:積分法によって定まる係数。

例えば台計測では、a0=1、a1=1、b0=2、b1=-2であり

となる。以下、わかりやすくするために、一般性を失うことなく
式(9・8)を利用する代わり、式(9・9)の台計測の公式を
利用して議論を進める。式(9・7)を(9・9)に代入し、
結果の式 に式(9・7)の状態ベクトルの代わりに測定
あるいは推定された状態ベクトルy(k)も代入すると
式(9・7)は

で表される。

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