会員メニュー Member’s menu

  1. トップ
  2. 会員ページ
  3. 生産システムの異常診断入門
  4. 第43回 スペクトル関数を利用した回転機械の異状検知

生産システムの異常診断入門System Check

第43回 スペクトル関数を利用した回転機械の異状検知

【例7・2】スペクトル関数を利用した回転機械の異状検知

図7・4に故障モードが異状振動として検出され、よく起きる
モータ支持

%e5%9b%b37-4

の故障例を示す。故障には次のようなものがある。

(a)負荷のアンバランス
(b)回転エネルギー伝達カプラー部のねじのゆるみ、摩耗
(c)ボールベアリングのボールの損傷
(d)モータ時支部のねじのゆるみ
(e)防振ゴムの劣化

異状の異状のいずれかが起こったとする。振動を振動センサ、
マイクロホン音響センサで検出しフーリエ変換する。

(1)スペクトル関数の絶対値|Ya(iω)|が
回転周期と同じ周期で極値を持つ場合、(a)の負荷の
アンバランスが原因と考えられる。

(2)回転周期と同じ周期で|Ya(iω)|が
極値を持ち、さらに始動、停止、速度を変えたとき高い振動成分が
現れる場合、(b)のカプラーの故障が原因と考えられる。

(3)音響センサで検出できるような高い振動数で|Ya(iω)|が
極値を持つ場合、(c)のベアリングの損傷が原因と考えられる。

(4)回転数と無関係に比較的遅い周期で|Ya(iω)|が極値を持つ
場合、(d)のモータ支持部のねじのゆるみ、あるいは(e)の
防振ゴムの劣化が原因と考えられる。

【例7・3】原子炉の中性子雑音を利用した異状検知

原子炉中の中性子雑音のパワースペクトル密度より異状徴候を
検出できることが報告されている。異状の場合、図7・5が示すように
高い周波数におけるスペクトル密度が小さくなる。

%e5%9b%b37-5

© KANSAI Automation Co., LTD. All Rights Reserved.