重要度の中には,構造重要度、確率重要度、クリティカリティ重要度があったが、
ここでは構造重要度の求め方を述べる。
いま図5.13に示すようにFTが与えられており、そのトップ事象をT、n個の
基本事象
があるとする。次の手順で構造重要度は求まる。
(1)図5.13のFTの真理値表(表5.1参照)を作る。真理値表は、基本事象
の起き方の考えられるすべての組合せ2nケース


に対するTの起き方を表にしたものであった。FTより、この2nケースすべて
についてTの状態を求めてもよいが、煩雑で間違いを招く。
こで図5.13のFT図よりTと
の関係を示す論理式

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を求め、これをそのままかあるいは簡単化したもの
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に
の2n個の状態すべてを代入しTを求め表にするのが
よい(表5.1参照)。
(2)Tと
の論理的関係を表す真理値表ができたら、
まず基本事象Xiに注目する。表の中でXi以外の状態は不変で,Xiの状態のみ
が0→1に変化する二つの行〔二つの
の状態〕をみつける。
このときTも0→1に変化したとすると、システムがはじめの行の状態において
事象Xiが生起すると、Tも生起することになり、Xiの生起は、はじめの状態に
あるシステムを故障に導く直接的トリガになったことになる。
このようなはじめの状態、例えば
=(10110……10)を基本
事象Xiのクリティカルカカットベクトル(criticalcutvector)と呼ぶ。
基本事象Xiについてすべてのクリティカルカットベクトルの個数を数え上げ、
これをns(Xi)とする.同様にしてすべての基本事象Xi,i=1,2,……,nについて
ns(Xi)を求める。
(3)構造重要度Is(Xi)は上の各Xiについてのクリティカルカットベクトルの
個数ns(Xi)より次式で計算される。
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このようにして求まった構造重要度Is(Xi)は、このIs(Xi)の値が大きい
ほど基本事象xiの生起がトップ事象Tを生起させやすいという意味で重要度
が高いことになる。