自動制御の中には、リレーを開閉することで制御のステップを進める制御があり、
このような制御をシーケンス制御と呼んでいます。
この制御には、あらかじめ定められた順序にリレーを開閉するプログラム制御と
制御すべき対象の条件に応じてリレーを開閉する条件制御の二つがあります。
プログラム制御は、例えば自動風呂沸かし器に応用されています。風呂を沸かせ
という命令があれば、あらかじめ定められている手順に従って、風呂の栓を閉じたり、
水道の蛇口を開けたり、また指定されるレベルに水位が達した時、蛇口を閉め、
ボイラに点火したり、風呂の温度が所定の温度になった時にブザーを鳴らして、
ボイラの火を止めるためにリレーを開閉します。
条件制御は、例えばエレベータの制御のかごを上下するためのモータの切り替えに
応用されます。
モータ切り替えリレーは、エレベータのかごの場所、エレベータのかごを呼んでいる
場所など、その場その時の条件によって適宜判断し開閉されます。
このように、その場その時の条件によって制御のステップを進める制御を条件制御と
呼びます。
シーケンス制御は、フィードパック制御と基本的に異なります。フィードパック制御では
プロセス制御における温度、圧力、またNCマシンの場合の位置などのような連続量を
取り扱うのに対して、シーケンス制御では対象の状態をオン、オフ情報で把握するために
取り扱う情報は離散的です。これらの離散情報は論理代数的に処理される。 |